3Dプリンターで使える素材として PLA、 PETG、 ABS 、TPU などが主に挙げられます。
主に使われるのがPLAです。
それぞれ特徴がありますが植木鉢というプラスチックにとって過酷な環境に置くことになればどうなのか?
2021年10月ごろから外で使用したものがあります。
多少の歪みと変色があったものの崩れることもなく使用できております。
結果 植木鉢にもPLAでいけると思います。
各素材について
よく使われる素材について見てみましょう。
PLA
PLAとは、環境に優しいバイオプラスチックです。
植物由来の澱粉などを原料としており、石油由来のプラスチックと比較して二酸化炭素の排出量が少ない再生可能な資源を使用しているため、環境に配慮した製品として注目されています。
加工がしやすく入手しやすい値段なので他の素材のサンプル出力として使われたりもします。
融点が低く60℃くらいで柔らかくなり始めます。
PETG
PETG(ポリエステルテレフタレートコールグリ)は、耐久性と柔軟性を抑えた高性能熱可塑性ポリエステルです。
透明度が高く耐衝撃性もあり加工もしやすい。 ペットボトルの素材の一種だと思ってください。
PLAとABSを合わせた特性を持つと言われてる。
紫外線に弱い。 糸引きが多い。
ABS
ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)は、一般的な工業用プラスチックの一種であり
多くの用途に使用されています。
強度と耐久性があります。そのため、耐衝撃性に優れており、破損しにくい特性を持っています。
自動車部品や家庭用品などに使われることが多いです。
匂いがするので換気はした方がいい。
造形にコツがいる。
TPU
TPU(熱可塑性ポリウレタン)はゴムのような柔軟性と耐摩耗性があります
スマホなどのカバーカバーに使われてます。
柔らかいので3Dプリンターで使うにはスピードをゆっくりにする必要があり
造形に時間がかかる。
植木鉢としての素材
上記を見るとABSかPETGがいいように思えます。
が 私はPLAを使用しております。
PLAは水に弱いと言われてますが3年ほど外で使用した結果色褪せや変形はあったものの問題なく今も使えてます。
全体的に朱色になってきてますが特に縁の色褪せがきついです。
表と裏です。光がよく当たってた方が色褪せてます。
夏の暑い時に歪んでそのままのものです。
フルメッシュ 壁が薄いのでこんなものかと思ってます。
他のも真夏日に触りましたがやはり柔らかく手で簡単に形を変えられました。
意図的に曲げたもの以外は多少歪んだかな?程度で気になる程のものはありません。
まとめ
水に弱く融点が低いPLAですが3年使って色褪せや多少の歪みは見られたものの特に問題なく使用できてます。
割れた 崩れた等もありません。
物理的に落として割れたとかはその他のプラスチックでも起こります。
私の実験から植木鉢での使用もPLAで十分かと思います。
実際その他の素材はまだ実験できてませんので比較はできないですがそのうちやりたいと思ってます。
チャスケが実際に試行を重ねた結果であること、植物の育成環境によって結果が異なる場合があることをご了承ください。
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