最初に選ぶ3Dプリンター どれにしようか? 何を買えばいいのか悩みますよね。
作るものによって造形方式が変わってきます。
それぞれにメリットデメリットがあります。
ざっくりとまとめてみました。
目次
3Dプリンターとは?
そもそも3Dプリンターって?
ChatGPTに聞いてみました。
『3Dプリンターは、まるでコンピューターが物体を「印刷」するような機械です。普通のプリンターが紙に文字や図形を印刷するのと同じように、3Dプリンターはデジタルデータから立体的な物体を作り出します。
使い方はとてもシンプルです。まず、コンピューター上で作成した3Dモデルをプリンターに送ります。そのモデルは、何層にも切り分けられ、それぞれの層を素材(プラスチックや金属など)で重ねていくことで、立体的な形状が作られます。
例えば、あなたがキーホルダーや小さなおもちゃを作りたい場合、それをデジタルデータとしてプリンターに送ることができます。プリンターはそのデータを読み取り、層ごとに素材を積み重ねて、最終的にあなたの作りたいものを作り出します。
3Dプリンターは、製品のカスタマイズやプロトタイピングに非常に便利で、趣味から産業用途まで幅広く活用されています。』
わかったようなわからないような・・・
私はいつも説明する時に 「ケーキを作るホイップクリームやソフトクリームみたいに重ねていくんです」と説明します。
3Dプリンターの種類
3Dプリンターには主に2種類あります。(一般家庭で使えなさそうなものは除きます)
光造形とFFF(熱溶解式)があります。
光造形
レジンを紫外線で固めながら形を作っていきます。 レジンを入れたバットにベットをつけ下から紫外線をあて固めたら一度バットから引きあげ またレジン液につけ次の層を固めます。
こうして順番にレジンを固めていき造形物を作り上げます。
出来上がりは逆さで出来るので最初頭が???となりました。
メリット
- 主にフィギュアに向いてます。
- 寸法の狂いも少ないです。
今では10kレジンというものがありかなり細かいところまで造形されます。
デメリット
- まずレジンの匂いです。かなり臭いです。人によっては気分や体調が悪くなるので換気が必要です。
- レジン液が素肌につくと腫れたり痒くなったりします。 アレルギーが出たりしますので 手袋、マスク、できればメガネを着用しましょう。
- レジンが高い
- IPF液などの用意が必要
造形物が出来上がったら IPA液で余分なレジン液を洗い流します。 その後2次硬化用の機械で硬化させます。 バットに残ったレジンは速やかに密閉容器に入れ3Dプリンターの掃除をしましょう。
最近水洗いレジンというものができました。 IPFでなく水道水で洗い流せます。
注意点として洗面台などではなくバケツに水をはりそこで洗ってください。 洗い終わったらバケツを2〜3日太陽にあてレジンを固めたらザルで越して処理してください。
排水管に流すと途中でレジンが固まり詰まります。
光造形で作った招き猫 無料データです。
わけもわからず初めて作ったのでセッティングは適当です。
上げてる手に積層痕が見えますが表面は触ってもわかりません。
熱溶解積層方 (FFF,FDM)
私が主に使ってるのがこちらです。
フィラメントと呼ばれるプラスチックを1.75mmの棒状にしたものです。
それを溶かしながら0.4mmのノズルで押し出していきます。
ノズルからでたプラスチックを一筆書きのように(厳密には違います)層を重ねながら立体物を作っていきます。
メリット
- 光造形より簡単 手軽にできます。
- 掃除に手間がかからない
デメリット
使うプラスチックによっては歪みが生じる(溶かして冷やすので収縮しやすい)
積層痕が目立つ
フィラメントが湿気を吸うので乾燥剤などでの管理が必要
光造形より荒いのがわかります。
セッティングや0.1mmノズルを使えばもう少し綺麗にできます。
まとめ
作りたいものによって3Dプリンターを選びます。
精度が欲しい フィギュアが作りたい→光造形
アクセサリーやペンたて等→熱溶解積層式
私は最初に縁があって光造形機をいただきました。
数回フィギュアを作って 『植木鉢はこれでは作りにくい!』と。 わかっていましたが。
そのおかげでFFF(FDM)が余計に欲しくなりました。
作りたいものをイメージして3Dプリンターを購入してくださいね。
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